骨なし魚のQ&A
- 骨なし魚は何時開発したのですか。
- 骨なしは昔からあった製品ですが、今のブームを起こした起因は、
1998 年に「骨なしたちうお」を開発し、病院食に提案し、採用されてからです。
その後骨なし魚は、ホテル、レストラン、産業給食、学校給食、惣菜、弁当等広く使用されるようになりました。
- どうして病院食に骨なしの魚が受け入れられたのですか。
- 魚は、高たん白、低脂肪の良質な動物性たん白質で病院食に適していること。
入院患者は、高齢者が多く、魚は好きですが、骨があると食べにくかったことです。
- 骨をどうやって取り除いていますか。
- 1本、1本丁寧に手で抜いています。
主にタイ、ベトナム、中国で生産しています。
- 鱗も落としていますか。
- いとより鯛、いしもち、かれい、真あじ、赤魚等鱗のある魚は、一枚残らずきれいに落としています。
- 目切れすることはありませんか。
- 一枚一枚計量して、生産しております。
- 魚の消費が減少しています。どのような理由が考えられますか。
- ・魚には骨があり、食べにくい。
・魚は味のバラツキがある。(この間食べた鯵は、美味しかったが、今日の鯵は美味しくない。)
・臭いがある。
この三点が魚消費の大きな阻害要因と考えられます。骨なし魚シリーズは、骨を取り、漁期、サイズ、海域、種類等を厳選し、バラツキのない原料を年間使用し、臭いのない原料を素早く処理し、更に一つづつ臭いをチェック致しました。
これにより、骨のない、何時食べても美味しい、同じ重量の、臭いのない商品をお届けする事ができるようになりました。
- 海外工場は安全ですか。
- 現在生産している海外工場は、HACCP又はISO取得工場と新工場で現在申請中の工場です。
品質管理の行き届いた工場です。全ロットの細菌検査を始めとする製品検査を行って出荷しております。
- 骨を取る工程が増えることで、鮮度が落ちませんか。
- 温度が高くなるほど、時間がかかるほど鮮度が落ちますので、エァーコンディショナーにより室温を下げ、氷を充分に使用して品温の上昇を防いでいます。
包丁を入れた後は水を使わず、スムーズな処理方法の確立と処理技術の向上により能率が上がり、短時間に処理が出来るようになりました。通常の切身と変わらない鮮度の骨なし魚と自負しております。
- 魚の結着剤には何を使用していますか。
- 味の素株式会社製の酵素製剤(商品名「アクティバ」)を使用しております。
これは人の血液をはじめ、自然界に存在するトランスグルタミナーゼという酵素を使用しております。
トランスグルタミナーゼは厚生労働省により認可された食品添加物で、無味無臭無害です。
商品により酵素製剤の中に、乳タンパクを使用しているもの、魚ゼラチンを使用しているものがあります。